きまぐれふねこ
福岡県
2023年3月10日

Vol.46 秋月の歴史とうきはの味覚を堪能!ふねこの春ドライブ♪ 〜後編〜

秋月の歴史と伝統文化を満喫して、
春爛漫の気分で満たされているふねこたち。
>前編の様子はこちら
お次は旬の味覚を味わうべく、
秋月市から車で30〜40分の場所にある「うきは市」へGO!

ご覧ください、雄大な山に囲まれた自然豊かなロケーション!
空気もおいしくて深呼吸したくなりますね♪
果物の栽培に好適な気温帯を有するうきは市で、
ふねこたちは今が旬の“アレ”を楽しむようです。
“アレ”とは一体…!?? さっそく後を追ってみましょう♪

『春光園』のイチゴ狩りに大興奮! 5品種を食べ比べ♪

農業産出額に占める果実の割合が全国平均を大きく上回る「フルーツ王国」のうきは市。冬から春にかけてはイチゴ、夏は桃やブルーベリー、葡萄、梨、秋は柿など、一年中フルーツ狩りを楽しめ、直売所や道端の無人販売などにもさまざまなフルーツが並んでいます。
今の時期のお楽しみはイチゴ狩り! …ということで、ふねこたちは四季折々のフルーツ狩りを展開している『春光園(しゅんこうえん)』へやってきました。

4代にわたり農園を営む『春光園』では、12月中旬から5月上旬にかけて5品種のイチゴ狩りを体験でき、たわわに実ったイチゴを60分間食べ放題で味わえます! 多段式高設栽培なので、立った状態でイチゴ狩りできるからとっても快適。

ふねこもハサミを借りて、いざ実食♪

耳納山麓の地下水で育てられた新鮮なイチゴたち。ツヤツヤで真っ赤っかでおいしそう〜! せつこも目がハートマークになるくらい、甘酸っぱいイチゴにメロメロの様子♡

特大サイズのイチゴを見つけました! こちらは福岡が誇る大人気の品種「あまおう」です。ずっしりと大きくて、これはデパ地下やスーパーでは高級イチゴとして売られているサイズですね!!

口を大きく開けてパクリ。一口では食べきれないほどの大きさ、伝わりますか? 摘みたてのイチゴはフレッシュで味が濃厚〜! 食感も香りも味わいも鮮やかで感激です…!

イチゴ狩りができなくても、春光園では1箱からオンラインでの注文が可能です。愛情たっぷり育てられたおいしいイチゴをご自宅でも味わえますよ(※現在は販売期間終了)。

こうして5つの品種を並べてみると、それぞれの違いが際立ちますね♪

左から順に、
●「かおりの」は香りが強く、大きな円錐形が特徴。果肉をカットすると中心部まで真っ白で、フチの赤とのコントラストがとってもきれい。甘味が強くて、酸味はおだやか。
●「紅ほっぺ」は果皮だけでなく中心部まで淡赤色した大きめの長円錐形。甘味が強く、酸味もやや強めで、イチゴ本来の甘酸っぱさを堪能できます。
●「あきひめ」は果皮が濃橙赤色で、小さな子どもも食べやすい柔らかな食感。口当たりの良さも評判です。酸味が少なく、甘味をしっかり感じられて、果汁が豊富!
●「恋みのり」は丸みのある可愛らしい三角形。果皮は鮮やかな淡赤色~赤色で、果肉は基本的に白色。豊かな香りと、甘味・酸味が調和しています。
●「あまおう」は“あかい”“まるい”“おおきい”“うまい”の頭文字をとって名付けられた福岡を代表する品種。赤くてツヤがあり、糖度が高くてとってもジューシー!

一度に5品種を食べ比べできるのは貴重な体験。それぞれの形・香り・食感・味わいの個性をしっかり噛み締める贅沢なひととき♡ これこそまさに、イチゴ狩りの醍醐味ですね!!

大きなイチゴを抱きしめるように手にとるふねこ。もうここに住みつきたいくらい、うきはのイチゴに首ったけなのでした。

絵本から飛び出したようなカフェ『tison』で、絶品パンプレートをいただきます♡

ランチに訪れたのは、絵本に登場するようなノスタルジックな外観のカフェ『毎日のパンと喫茶 tison(チゾン)』。こちらでは、自家製の酵母を使って丁寧に作られたパンを主役にした喫茶&フードメニューを楽しめます。開店と同時に食パンを買いに訪れる人もいて、パン好きにも評判のお店なのです。

お店の周りには果樹園や田畑が広がり、店内の窓からのどかな田園風景を眺められ、ゆったりとした時間が流れています。白壁と木の温もりに包まれた店内にはテーブルが3卓。そして春風が心地いいテラス席も2卓あり、海外のヴィンテージ家具が調和していて素敵な空間です。

くんくんくん、焼き上がったパンの香りに誘われたふねこ。お腹がペコペコのようなので早速フードメニューをオーダーしましょう♪

気持ち良い小春日和だったので、ふねこたちはテラス席で『有機野菜のサンドとスープ』をいただくことにしました。ふかふかのパンを使ったボリューム満点のサンドイッチプレートが到着。期待に胸が弾みます♪

この日のプレートは、もっちりとした食パンにひよこ豆のフムスと有機野菜を挟んだサンドウィッチ、カンパーニュのトースト、菊芋のポタージュ、にんじん・サツマイモ・ジャガイモのグリルのラインナップ(プレートの内容は日によって異なります)。有機野菜のみずみずしい食感と、フワッとモチッとした食パンのおいしさが重なり、噛むたびに野菜と小麦の旨味が広がります。

せつこは『キャラメルりんごトースト アイスのっけ』をチョイス! 厚切りトーストにりんごのコンポートと自家製アイスがたっぷりのって、見た目からもおいしさが伝わってきますね…!

りんごは地元の農家さんから仕入れたものだそうで、フルーツ天国・うきはの恵みを一口ひとくち噛み締めながらいただきます。表面をカリッと焼き上げた厚切りトーストに、濃縮ジューシーなりんごのコンポート、やさしい甘味のひんやりアイス、ほろ苦のカラメルソース。異なる食感とテイストが絡み合い、ほっぺたが落ちるような幸せな気分。

身も心も喜ぶ味わいってこういうこと。うきはの大自然と自家製酵母パンのおいしさに包まれて、やさしい気持ちに浸るふねこたちなのでした。

木の温もりに囲まれて。『Jingoro』でお買い物&喫茶を満喫。

うきはで過ごす豊かな時間の締めくくりに、ふねこたちが訪れたのは、耳納連山のふもとにある木の道具と喫茶のお店『Jingoro(ジンゴロウ)』です。

敷地内に木の道具を作る工房と、そこで作られた木の器や椅子が並ぶショップ&カフェがあり、心地よい雰囲気が漂っています。大きな木の扉を開けて、ショップ&カフェにお邪魔します〜♪

入口手前が物販スペース、窓際と店内奥がカフェスペース。センスたっぷりの清々しい空気感に満ち溢れていて、まるでテーブルや器に使われている木のかけらたちが呼吸しているような心潤う空間です。カフェで使用されている椅子やテーブルなどの木工家具は、前述の通り、併設の工房にてつくられたもの。うきはを拠点に、木工作家として30年以上活動している山口和宏さんの作品です。

ふねこたちも座り心地を確かめていますね。お尻に馴染む緩やかなカーブラインと、丸みを帯びた脚のシルエットが気に入ったようです!

中央のテーブルには、一つひとつ手作業で作られた器やボウル、トレーなどがずらり。山桜やくるみ、ナラなど、木目の風合いが豊かで、それぞれ表情が異なるところも愛着が湧いてきます。ミニプレート、パスタ皿、口皿、丸皿… 、アレもコレも欲しくなるラインナップ。食卓シーンを思い浮かべながら、イメージにぴたっと合うものを選びましょう♪

物販スペースの一角には、自家製のジャムが販売されていました。「うきはのりんご(紅玉)とカルダモンのジャム」「うきはのりんご(ふじ)のほろ苦キャラメルジャム」「うきはの柿(富有)のジャム」と、どれもたまらなくおいしそう…!!

お待ちかねのカフェタイム♪ 手前は季節限定の「あまおう苺のティラミス」。うきは産のあまおうを贅沢に使用したさっぱりテイストのティラミスです。口の中でとろけるクリームと、ほんのり効いたスパイスのハーモニーが最高♪
奥のスイーツは看板メニューの「ずっと大切に焼いているチーズケーキ」。表面は香ばしいベイクド仕上げで、中の生地はフォークがスッと入るほど柔らかく、レアチーズに近い口溶け。一口ずつ大切に味わいたい、繊細なおいしさです。

カフェタイムに木の器を実際に使ってみて、ふねこもおやつ皿が欲しくなったみたい♡

おやつ皿に乗せる焼き菓子もしっかりゲットして、うきはのおいしい思い出を船に持ち帰ったふねこたちなのでした♪

春光園(しゅんこうえん)

住所

福岡県うきは市浮羽町山北783-172

TEL

0943-77-4118

営業時間

9:00〜16:30(要予約)

毎日のパンと喫茶 tison(チゾン)

住所

福岡県うきは市吉井町鷹取1152-1

TEL

080-4367-4256

定休日

木・金曜

Jingoro(ジンゴロウ)

住所

福岡県うきは市吉井町鷹取1557-3

TEL

0943-73-7773

定休日

水〜土曜