Vol.3 特上の寿司ネタを求め、魚市場へ潜入！〜下関編（前編）〜

前回、ふねこが門司港から意味深に眺めていた関門海峡。
実はその眼差しの奥に、大好物の魚への情熱が溢れていたようで、早速下関へ渡りました！
下関ではお友達（!?）のフグくんが「ふねこ、よく来たね〜」と歓迎ムード。ふねこも尻尾をピンとまっすぐ立てて、フグくんにご挨拶。さてさて、下関ではどんなお楽しみが待っているのでしょうか♪

下関へ来たら、『唐戸市場』に行かなきゃ始まらない！

「いらっしゃい！いらっしゃい！」と威勢のいい掛け声が飛び交う『唐戸（からと）市場』は、“関門の台所”として有名な魚市場。100年以上の歴史を持ち、現在は50軒以上の店舗が入居しています。平日の朝7時までは生産者を中心とした朝市が行われ、9時以降は一般客で賑わい、ゆっくり吟味したいなら混み合う前の7時～9時が狙い目です♪

名物のフグをはじめ、タイやハマチなど獲れたての新鮮な魚介類が集まる『唐戸市場』は、卸売場としては珍しく、直接販売も行っているんですよ。くんくんくん、ふねこの鋭い嗅覚がフル稼働！

国産とらふくの刺身が650円（※時価）から揃うなんてビックリ〜!! 甘鯛やアジ、はまぐりも大きいうえにリーズナブル。思わず凝視しちゃうほど、色もツヤもきれいな魚介類、そして格安な市場価格に驚きを隠せません。

今年の「土用丑の日」は7月27日（土）。夏をパワフルに乗り切るために、大きくてあぶらが乗った鰻の蒲焼きと、北浦産の地物のサザエはいかがですか？ この山盛りのサザエ、なんと1盛り1,000円（※時価）。やすぅ〜！

平日は魚市場として卸売りや直接販売を展開していますが、毎週末と祝日には飲食イベント「活きいき馬関街（ばかんがい）」が開催されます。それぞれの店舗が海鮮屋台と化し、握りたての寿司や海鮮丼、魚料理を販売するのです！ フレッシュな魚介類を惜しみなく使った寿司が各店に無数に並び、その光景を眺めるだけで生唾ゴックン…。

ほとんどのお客さんが1階で握り寿司を買い、市場内のベンチや屋外の芝生ゾーンで食事を楽しみますが、市場の2階に回転寿司屋さんがあることは意外と知られていません。席について快適に寿司を堪能したいなら、穴場スポット『海転からと市場寿司』へ！

大将が握る鮮度抜群の寿司をカジュアルに楽しめるとあって大人気！ 昼間は12時を過ぎると行列ができるので、11時の開店と同時に入るのがおすすめ。キラキラ輝きを放つネタに、ふねこも大興奮でプルプルと身悶えていました。

唐戸から門司港まで約5分、連絡船で周遊OK♪

お腹がパンパンに膨れ上がったので、港をお散歩♪

港の広場にはフェリー乗り場があり、下関・唐戸と北九州・門司港をつなぐ連絡船が常時運行中（片道大人400円）。唐戸から門司港までの所要時間が約5分とあって、さくっと行き来することが可能！ 東側には関門海峡、西側には宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地・巌流島を眺められ、巌流島の連絡線もあるので、歴史好きの人は乗ってみて♪

シーサイドの遊園地『はい！からっと横丁』

遠目に発見した観覧車。気になったふねこがてくてく歩いて近づいてみると、そこには港の遊園地『はい！からっと横丁』がありました。

大きな観覧車をメインに、スリリングな回転ブランコやミニジェットコースター、かわいらしいメリーゴーランド、謎解きの迷路ゲーム、多彩なカーニバルゲーム、360℃の立体シアターなど、14つのアトラクションが大集合！

好奇心旺盛なふねこが真っ先に乗り込んだのは、全高約60メートルの大観覧車（1周700円）。カラフルなゴンドラの中でも4基限定のシースルータイプを選ぶなんて、なかなか度胸ある〜！

壁も床もスケスケのゴンドラで、なに食わぬ顔をして涼しげなふねこ。関門海峡を優雅に眺めつつ、ゆっくり上へあがっていくにつれ、視界が広がっていくのを実感して感動しているようです。どうやら高所恐怖症ではないようだけど、ふねこ、ホントに大丈夫…!?

窓の向こうの絶景を楽しみつつ、チラッと視線の先を真下へ向けると…。
ひゃっ、宙に浮いているような感覚を味わえてスリル感満点！ 足元まで含め360度のパノラマ〜！ ですよね？ ふねこさん!?

お〜い、ふねこ〜。
（シーン…）
さっきまで平気な顔をしていたのに、透明の床を見た途端、足がすくんで固まっちゃった…！

ゴンドラが1周回り、降車の扉が開いた瞬間、ホッとしながら降りて肩をなでおろすふねこ。やっぱり海の上の方が落ち着くみたいですね（笑）。
ちなみにこの観覧車は、夜のライトアップもステキで、夜景デートにぴったりですよ♡


次回、下関の後編は、かわいいあのコに会いに水族館へ！ 続きをお楽しみに♪