Vol.13 はんなり京都旅♡(ディープグルメ編)
縁起のいい開運神社やフォトジェニックな寺院をたくさん巡ったふねこ。
福寄せの甲斐あって、むくむくと“グルメ運”が上がったようです!
あちこちお散歩しながら、京都ならではの絶品グルメを堪能している様子!
ふねこのあとをついて行けば、おいしいスポットに出会えること間違いなし♪
京都の朝はここからスタート♪ 『イノダコーヒ』
朝からアクティブに京都を満喫したい人はこちらへ。1940年創業の老舗喫茶店の『イノダコーヒ』の本店です。朝7時からオープンし、正統派モーニング「京の朝食」を楽しめます。
「京の朝食」が初めてメニューに登場した1994年頃と変わらないレシピで作られるフワッフワのスクランブルエッグ、ボンレスハム、サラダ、カットフルーツ、そしてクロワッサンとコーヒー、オレンジジュースがセットになったスペシャルな一品。喫茶店らしいサンドウィッチやフルーツジュースもレトロで素敵!
コロンビア産やグアテマラ産など、世界各国の豆を独自にブレンドしたオリジナルコーヒーをお土産にいかが? 物販コーナーにはコーヒー豆のほか、コーヒーの関連グッズ(ドリッパーやミルクポットなど)も充実しています。
ちなみに本館横には、創業当時の店舗を再現したメモリアル館を併設。創業当時の写真やコーヒー道具、調度品が飾られ、タイムスリップした気分の中、コーヒーを味わえますよ。
おいしくてかわいくて、ヘルシーな『koeドーナツ』
今年3月にオープンした、若い女性に大人気のドーナツファクトリー『koe donuts(コエ ドーナツ)』へ!
ドーナツといえば高カロリーなイメージですが、こちらはエシカル&ウェルネスをテーマに、京都産をはじめとする国産素材を使用。地産地消の材料にこだわり、天然由来の甘さを引き出しながら低カロリーのドーナツを提供しています。
店内のドーナツ博士のネオンサイン前がフォトスポット! このかわいいキャラクターは人気イラストレーターの長場雄氏がデザインしたもので、とってもキュート♡
プレーンドーナツのほか、レモンメレンゲ、赤紫蘇クルーラー、抹茶、金ごまオールドファッションなど、興味をそそるラインナップ。
さらに、店舗デザインを世界的建築家・隈研吾氏が手掛けているのも注目ポイント。“奥へと導く竹かごの空間”をテーマにしているそうで、京都嵐山の竹を使用した伝統的な六ツ目編みのかごを572個使っているとか。ネオジャパニーズな空間にも注目です!
関西のカレーファンを虜にするカレー専門店『ムジャラ』
11:30からのオープンするやいなや、早い時は2時間で完売・閉店する日もあるという、売り切れ御免のカレー専門店『ムジャラ』。特定のレギュラーメニューはなく、日替わりの「本日のカレー」を提供しています。
店内には芳醇なスパイスの香りが鼻孔をくすぐり、カレー欲を増長…! この日は、豚バラカレー、チキンカレー、豆カレーの3種類。複数盛りも可能とあって、3種類盛りをオーダー♪
まずは1種類ずつストレートに味わいつつ、途中から複数のカレーとアチャール(漬物)、ピクルスをスプーンで混ぜ合わせて、いざ“味変”! 旨味・酸味・辛味が絶妙に絡み合い、新しい味わいが生まれます。爽快な旨さにスプーンが止まりません…!
ゆる〜いムードながら、サイケデリックな色彩が眩しく、バシバシと店主の個性が伝わってくる店内。平日はカレーのみの提供で売り切れ次第終了ですが、金曜は18時から夜営業を展開し、アラカルトも味わえるとか。もしもランチ狙いなら、早めに行くことをおすすめします!
まあるい形がキュート! 『あまいろ』のたい焼きをパクリ
建物と建物の間の細い路地。何かに気づいたふねこがテクテク進んで行ったのは、路地の奥にひっそりと佇むたい焼きとコーヒーのお店!
まあるい形の珍しいたい焼きが名物で、このたい焼きは熊本県天草がルーツだそう。オーナーが大の天草好きとのことで、自身の店をリニューアルする際に、惜しまれながら閉店した天草の『まるきん製菓』のたい焼きを京都で復活したいとラブコール。兵庫の人気パティスリー『eS KOYAMA(エスコヤマ)』のオーナーシェフがレシピを監修し、念願叶って2018年にオープンしたそうです!
味の種類はオリジナルミックス(カスタード&粒あん)、粒あん、カスタードの3種(各200円)。
あんこは京都の製餡屋の餡を使い、カスタードは天草緑茶の茶葉入り。甘すぎず爽やかな香りがフワリ。生地もおいしくて、表面はパリッ、中はもっちり。天草四郎のイラストがかわいいコーヒーと一緒にどうぞ♪
京都のディープな夜。『てしま』に潜入!
路地裏探検に夢中になってきたふねこ。次に訪れたのは、京都随一のディープスポット「四富会館」。約30メートルの通路の両脇に、十数軒の飲食店がひしめきあい、昭和の風情が漂っています。“なかなか常連客じゃないと入りづらい雰囲気…!?”と思いそうですが、エイッと勇気を出して踏み込むと、そこには他では味わえない京都の魅力が…!!!
自慢の嗅覚を働かせたふねこは、一番奥にある小料理屋「てしま」にお邪魔しました。カウンターのみのコバコ空間のこちらでは、この道40年の店主による京都流のおばんざいを楽しめます。
「とりあえず」と言って差し出されたのは、焼いた後6〜7時間じっくり煮こんだ鮎の甘露煮と、ピリリとした刺激がアクセントのちりめん山椒、だし巻き卵、満願寺唐辛子とナスのおひたしの盛り合わせ。くいっと日本酒が進みます♪
品書きにある「エレベーター」という謎のメニューを発見! オーダーすると、出てきたのは油揚げに大根おろしを乗せたおつまみでした。大将に名前の由来を聞くと、京都には日本最古のエレベーターがあるそうで、それにちなんで「あげ」と「おろし」の「エレベーター」というメニューが誕生したそう。へぇ〜!
〆のうどんは、昆布と鰹で出汁をとった京都流の優しい味。甘鯛の骨を一緒に煮込んで風味を足したそうで、粋な計らいに心まで温まります。細麺がするっと喉を通り、さっぱりいただけます。大将、ごちそうさまでした!!!
フルーツをまるごとギュッ! 京都のトレンドスポット『Sour』
最後にスイーツか何か、甘いものを食べたいな〜と思ったら、今話題の生フルーツサワーがおすすめ★ 河原町にある『Sour(サワー)』は、旬の果物をまるごと贅沢に使ったチュウハイが名物です!
店内奥には15種類以上の新鮮なフルーツがずらりと並び、まるで果物屋さんのよう。注文を受けてからフルーツをカットするので、みずみずしくフレッシュな果実味を堪能することができます。例えば夏はスイカやイチジク、メロン、そして今はイチゴや柚子などを使ったサワーが登場しています。
ふねこはマンゴーと白桃をセレクト。ご覧の通り果肉がゴロゴロ! フォークでカットフルーツを頬張りながら、サワーをグビッ♪ 甘いもので〆たい夜もフルーツサワーならヘルシーだし、華やかな気分でほろ酔いタイムを楽しめますよ。見栄えよし! 味よし! トレンドに敏感なふねこの心をキュンキュン満たす、トレンディーなスタンディングバーでした★
京都の各所に足跡を残し、千鳥足で夜の街へ消えていったふねこ。明日はどこに現れる…!? 引き続き、こっそり追いかけましょう♪
koe donuts(コエ ドーナツ)
京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町557番地 京都松竹阪井座ビル1F
075-748-1162
なし
ムジャラ
京都府京都市下京区高辻通大宮西入ル坊門町832
080-9161-1191
水・日曜、不定休
てしま
京都府京都市中京区富小路四条上ル 「四富会館」内
090-2383-2864
不定休