Vol.12 はんなり京都旅♡(東山編)
はんなり気分で京都を散策中のふねこ。
気になる寺社仏閣がた〜くさんあるけれど、
中でも今女性に話題の神社を巡ることにしたみたい!
女子力がきゅ〜んとアップする注目スポットへGO!
“くくり猿”ならぬ“くくりふねこ”!? 女性に人気の『八坂庚申堂』
京都で有名な八坂神社から南へ徒歩10分。五重の塔で有名な法観寺のお膝元にある『八坂庚申堂』は、女性が押し寄せる人気スポットです! 門をくぐるとカラフルなボンボンがたくさん…! これはナニ!??
お手玉のようなカラフルな丸い物体は“くくり猿”と呼ばれ、手足をくくられた猿をモチーフにしたもの。『八坂庚申堂』では願いを持ち続けるのではなく、自分の中の「欲」を一つ捨てて、心をコントロールすることで願いが叶うと言われています。そうするために、“くくり猿”(500円)に自分の願い事と名前と日付を書き、願いを込めて吊るすのです。
己の欲を捨てることに集中しようとしたあまり、ふねこ、くくり猿化…!!?? (降りて降りて〜!)
本堂をはじめ、いろんな場所に「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿像が! 開運招福が期待できるという三猿のお守りも販売しているので、かわいい表情のお守りを選んでみて。
ちなみに、この『八坂庚申堂』の正式名称は『金剛寺庚申堂』といい、東京・浅草寺、大阪・四天王寺ともに日本三庚申の一つ。浴衣で訪れる女性観光客も多く、最近は写真映えスポットにもなっています。ぜひレトロな浴衣を着て訪れてください♪
五重の塔を眺めながら『% Arabica Kyoto』でブレイク!
『八坂庚申堂』を後にしたら近所のコーヒーショップへ。喫茶文化やコーヒーショップが軒を連ねる京都の街中で、群を抜いて人気なのがここ『% Arabica Kyoto(アラビカキョウト)』です。
これまで70カ国以上を旅したオーナーが厳選したスペシャルティコーヒーと、さらに、ハワイに構える自社農園のコーヒー豆も揃い、幅広い種類の豆からお気に入りを選ぶことができます。焙煎機は国産の「トルネードキング」を使用し、560通りもの焙煎方法から煎り方を選べるので、豆の個性や季節に応じてさまざまなテイストを提供できるそう!
このシンプルな%マークがおしゃれ! 五重の塔をバックにシューティン★
グッバイ悪縁! カモン良縁! 『安井金比羅宮』
ちょっぴりドキッとする響きの通称“縁切り神社”。ネガティブなイメージを抱きがちですが、実は“悪縁を絶つことによって良縁を呼び込む”というポジティブなサイクルを招く場所です。実際に最近は若い女性も多数訪れ、密かに人気を集めています!
人の縁以外に「自分のコンプレックスとさよならしたい」「病気と無縁になりたい」「心の傷を消し去りたい」など、断ち切る対象はさまざま。スパッと悪縁を退散させた後は、まっさらな状態で素敵な縁を引き寄せる。そんなデトックス&好転祈願が女性にウケてるようですよ♪
『安井金比羅宮』のシンボルである「縁切り縁結び碑」。縁切り祈願の形代(身代わりのおふだ)が石碑をびっしり隙間なく貼られ、ずっしりおも〜い雰囲気。まずは断ち切りたい縁、もしくは結びつけたい縁を形代に記入。形代を手にし、縁切り祈願の場合は正面から裏へ願いを念じながら穴をくぐります。縁結び祈願の場合は逆に、裏から面へ願いを念じながらくぐります。最後に形代を碑に貼って終了!
神前に奉納された縁切り絵馬もなかなかのオーラです…。
マイナスな事柄にさよならした後は、前進あるのみ! さぁ生まれ変わった気分で、プラスのパワーを携えながら次へ向かいましょう♪
『小多福』のカラフルおはぎに胸キュン♡
『安井金比羅宮』から次の目的地へ向かう途中に見つけた、カラフルなおはぎ屋の『小多福』。扉を開けると店主の川崎加津子さんがニコニコと迎えてくれました。
トレーの中には8色のおはぎの数々が♡ 当初は寺社仏閣の五色幕にちなみ5色展開にしようとしたそうですが、レシピや色合いのアイデアが湧いて最終的には縁起のいい8色になったと言います。ラインナップは、きなこ、青のり、あずき、白あずき、古代米、青梅、黒ごま、うめ。
早朝からせっせと手作りする川崎さん。ふねこを優しく迎えてくれて、なんだか初対面の気がしない懐かしさに溢れた佇まい。
色で選ぶか、味で選ぶか…。迷ったら全種類コンプリートの8色セット(1390円)を持ち帰るのもグッド!
ふねこはあずき、きなこ、うめ、青のりをチョイス! ちょっぴり珍しいピンク(うめ味)から食べました♡ あまじょっぱくて胸キュン♡
風神雷神と龍に圧倒…!!! この目に焼き付けたい『建仁寺』
京都に来たら訪れたい『建仁寺』。建仁2年に開創した京都最古の禅寺で、臨済宗建仁寺派の大本山。ここの最大の魅力は、日本最高峰の美術品を堪能できること!
俵屋宗達(たわらやそうたつ)の最高傑作であり、国宝の「風神雷神図屏風」を所蔵し(本物は京都国立博物館に寄託)、本物さながらのレプリカを見ることができます。鑑賞のメインスポットは敷地内の「本坊・方丈」。目的の「風神雷神図屏風」や美しい庭園「潮音庭(ちょうおんてい)」、壮観な「双龍図」など数々の見どころが広がります。
本坊から建物内に入ってすぐの一室に、国宝の「風神雷神図」が飾られ、精巧な陶板複製で美しく再現されています。勢いや表情がリアルかつダイナミックで、思わず息を飲んでしまうほどの迫力…!
こちらも高精細複製品の「雲龍図」。墨を使用って描かれた大きな龍と流れる雲の襖絵は、今にも目の前に飛び出してきそうな勢い。視線を左奥へ向けると広い庭を眺めることができ、この開け放たれた様子は桃山時代と変わらぬ光景だとか。
法堂へ進むと、モノクロの大きな龍が現れ仰天! 108畳ほどある広い天井に力強く描かれた「双龍図」です。2002年に建立800年を記念して描かれた水墨画で、2年の歳月をかけて描かれたもの。1匹は口を閉じ、もう1匹は口を開けています。これは阿吽の呼吸を表しているそうで、「水を司る神」と言われる龍が天からしっかり見守ってくれています。
建仁寺は昔から変わらない設置場所で名作を鑑賞できるので、当時に思いを馳せながらタイプスリップ♪
何百年もの間、人々を魅了し続ける屏風絵の数々を眺めて感嘆としたふねこ。枯山水庭園を眺めながら心を鎮めながら、自分の姿もいつか屏風に描かれたいと淡い夢が生まれたのはここだけの話。
まだまだ続きます、京都旅! 次回をお楽しみに♪
八坂庚申堂
京都府京都市東山区金園町390
075-541-2565
9:00〜17:00
% ARABICA Kyoto Higashiyama(アラビカ 京都東山)
京都府京都市東山区星野町87-5
075-746-3669
不定休
小多福
京都府京都市東山区小松町564-24
075-561-6502
木曜、第2・第4水曜