きまぐれふねこ
三重県
2024年4月18日

Vol.55 愛車でGO!お伊勢さん&パワスポ巡りの三重旅〜前編〜

気候が暖かくなって、ふねこたちもお出かけ欲もぐんぐん上昇!
今回仲良しトリオが旅するのは、関西から車で約3時間の三重県伊勢市。
天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまがご参拝されたことで話題にもなった『伊勢神宮』へ向かうようです!!

「いつかは行ってみたい」と誰しも思う“お伊勢さん参り”をメインに、
伊勢エリアのパワースポットを巡るドライブ旅がはじまります♪

伊勢神宮参拝前に訪れたい、禊ぎの地『二見興玉神社』

お伊勢さん参りのために色々とリサーチしていたふねこたち。
その中で気になったことのひとつが「伊勢神宮の参拝前に立石浜で汐水を浴び、けがれを払って心身を清める」という昔からの慣わし。現在は海に入らなくても、『二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)』の社殿で無垢塩祓い(むくしおばらい)を受けることが禊ぎの代わりになるそうです。

その慣わしに従って、お伊勢さん参りの前に伊勢湾に佇む『二見興玉神社』へ訪れました。潮風が気持ちよくて景色も爽快です…! おやおや? 鳥居の袂にカエルの石像が鎮座していますね。

二見興玉神社の祭神である猿田彦大神の神使が蛙(カエル)ということで、境内にはカエルの置物がたくさん並んでいます。また、カエルの語呂にちなんで「無事に帰る」「貸した物が還る」「お金が返る」といった縁担ぎの意味合いも込められているそうですよ。ふねこは元気に旅から帰ることをお祈りしましょう♪

手水舎には水浴び中のカエルの親子が! この満願蛙に水をかけることで願いが叶うとも言われています。

本殿にて、二拝二拍手一拝でお参りを。御祭神に猿田彦大神が祀られているので、縁結び・夫婦円満・交通安全などのご利益があるそうです。

本殿の奥へ進むと「日の出遥拝所」があり、鳥居の下に置かれた小さな輪注連縄(300円)で体をさすると、けがれを取り除いて身を清めてくれるのだとか。

二見浦の海岸に佇む、高さ9mの男岩と高さ4mの女岩が並ぶ「夫婦岩」も必見です!
大注連縄でしっかりと結ばれた姿が縁結びを象徴し、夫婦やカップルに人気の観光スポットとなっています。5月上旬~7月下旬の間は、この岩間から日の出を見ることができるので晴れの日の早朝に訪れるのも良さそうですね♪

夫婦岩をバックに、カエルさまと記念写真をパシャリ! 無垢塩祓いを済ませ、爽やかな青空と海を眺めていると、気持ちまで清らかになってきます〜!

通称「かえる岩」を発見。名前の通り、岩でひと息つくカエルさんに見えてきますね。

境内には海の守り神・綿津見大神(わたつみのおおかみ)をお祀りする『龍宮社』もあります。ふねこは阪九フェリーの海の安全をお願いしました。

身も心も浄化して、青々とした海と空のように澄みきった表情のふねこたち。これで、お伊勢さん参りの準備万端です!

伊勢神宮への参拝は、深い緑に囲まれた外宮から。

伊勢市の約4分の1を占めるほど広大な伊勢神宮。約5,500ヘクタール(東京ドーム約1,200個分!)の敷地を誇るそうですよ。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする『皇大神宮(内宮)』と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする『豊受大神宮(外宮)』を中心に、その他14の別宮と109の摂社・末社・所管社があり、これらの125のお宮・お社を総称して『伊勢神宮』と呼び、正式には『神宮』と言います。

伊勢神宮の参拝は「先に外宮、その後に内宮」の順でお参りするのが慣わしです。伊勢神宮の様々なお祭りもまずは外宮から行われ、この“外宮先祭”にならい私たちも同じ流れで参拝します。

外宮は天照大御神の食事を司る豊受大御神が御祭神で、衣・食・住を中心とした産業の神様と呼ばれています。約1,500年前に鎮座し、内宮や外宮、別宮それぞれの神々に食事を捧げる神事「日別朝夕大御饌祭」は現在も毎日行われているそうですよ。

⼿⽔舎の奥には博物館の『せんぐう館』があり、20年に1度行われる神宮「式年遷宮」を紹介しています。

館内には神様を祀る御正殿の原寸大模型、御装束神宝の調製工程資料などが展示され、伊勢神宮の歴史を知ることができますよ。

樹齢数百年を数える大木が並ぶ参道は、神聖な空気が漂っていて凛とした気持ちにさせます。長い参道をゆっくり歩きながら、緑を眺め、すぅ〜っと深呼吸するだけで心が洗われるよう…!

みんなで正宮を参拝。
鳥居の向こうにある萱葺き屋根の建物「外玉垣南御門(とのたまがきみなみごもん)」には白い御幌がかけられ、門が開いた時に直接正面が見えないように配慮されています。参拝はこの外玉垣南御門の前で。神様を近くに感じながら、清々しい気持ちで日々の感謝を伝えましょう。

正宮参拝後は、境内の別宮へ。98段の石段をのぼり、豊受大御神の荒御魂を祀る外宮の『多賀宮』にやってきました。正宮に次ぐ大きさを誇り、目の前の大きな樹木からも猛々しい力強さを感じます…!

その他にも神域内に鎮座する別宮の『土宮』『風宮』などをぐるりとお参り。

参道に巨大な夫婦の楠を見つけて、生命の神秘と力強さを感じたふねこたちなのでした。

2000年以上の歴史を持つ、天照大御神を祀る内宮へ。

外宮から約5km(車で約10分)の場所に鎮座する『皇大神宮(内宮)』へやってきたふねこたち。五十鈴川(いすずがわ)にかかる全長101.8mの宇治橋を渡って神域へと向かいます。この橋は俗界と聖界をつなぐ架け橋だそうですよ。

宇治橋に用いられた約600枚の敷板には、木造船の船底をつくる際の「すりあわせ」という技法が使われているとか。雨水が橋脚に濡れないように工夫が施された昔ながらの職人技です。“船”つながりでふねこもご縁を感じている様子…!

美しい松や芝生が広がる神苑エリアを抜けると、鬱蒼とした緑に囲まれた第一鳥居がお目見え。遠くまでのびる参道、風に揺れる木々、響き渡る鳥のさえずり、時折差し込むキラキラとした木漏れ日が神秘的で、時間を忘れて眺めていたい心静まる美しい景色です。

手水舎とは別に、参道の脇に五十鈴川の『御手洗場』があるので、ここでも身を清めましょう。五十鈴川は昔から禊ぎの場として利用されていたそうで、今も川の水で手を洗う参拝者の姿が見られます。

さぁ、ついに…! 天照大御神を祀る内宮正宮が目の前に!
石段を一段一段丁寧にのぼるふねこたち。ここまでの道のりが長かっただけに、感慨深くてありがたみも感じますね。

約2,000年前に御鎮座された天照大御神は、皇室の御祖先の神であり日本人の総氏神。厳かな空気感と神聖さを感じる正宮を目の前に、感無量のふねこたち…。

外宮と同じく、一般参拝の位置は白い御幌がかけられた外玉垣南御門までです。風が吹くと白い御幌がふわっとなびき、布の隙間から外玉垣南御門の向こう側を覗くことができて、思わず息を呑む瞬間も…! この風は神様からの歓迎のサインだという説もあれば、布が揺れる向きによって「願い風」「神風」と区別されるという説もあり、興味深いですね。

別宮の『荒祭宮』『風日祈宮』にもお参りして、神聖な空気を浴びながらゆっくりお伊勢さん詣でを満喫したふねこたち。

「一生に一度はお伊勢参りをしたい」と多くの人が望む、憧れの地を訪れて喜びと感謝でいっぱい! 晴れやかな気持ちで、宇治橋を渡り再び俗界へと舞い戻ったのでした。

絶好のグルメスポット! 『おかげ横丁』で伊勢名物を堪能♪

お伊勢さん参りを終えてお腹が空いたふねこたちは、内宮門前から約800m続く『おはらい町』へ! ここは江戸時代から多くの参拝者が訪れ、観光名所として発展したスポット。

そんなおはらい町の中でひときわ賑わうのが、江戸・明治時代のまちなみを再現した『おかげ横丁』です。50以上の店が軒を連ね、伊勢名物や地元の特産品、郷土料理、伊勢土産などを楽しむことができます。

おかげ横丁のフォトスポットにもなっているのが、招き猫の置物の数々。阪九フェリーで暮らすふねこたちのように、おかげ横丁にもさまざまな猫(招き猫)が暮らしているようですね♪

ふねこたちがひょっこり顔を覗かせているのは、おかげ横丁の中央付近にある『ふくすけ』。

お目当ては伊勢のソウルフード、伊勢うどんです! お伊勢さん参りの旅人にとって欠かせない味として古くから親しまれ、太くてやわらかい麺に出汁を効かせた真っ黒い醤油ダレを絡めていただく伊勢名物の一品です。

スタンダードな「伊勢うどん」と、食べ応え満点の「松阪牛肉伊勢うどん」をチョイス。おいしそ〜う!

お店によって伊勢うどんの味わいや麺の特徴は異なりますが、『ふくすけ』はもっちりやわらかな太麺と天然出汁を使った自家製ダレが自慢。厳選した昆布や鰹節でとった出汁と、たまり醤油のコクが決め手のタレを、しっかり麺に絡めてどうぞ♪

松坂牛肉がのった伊勢うどんも旨味が染み渡る味わい。三重県が誇る松坂牛をこうやって気軽に楽しめるのもうれしい!

おかげ横丁には行列ができる甘味処やコロッケが人気の老舗精肉店、郷土料理「てこね寿し」を堪能できる和食店、他にも洋食店やカフェなど多彩なお店が軒を連ねるので、横丁を歩きながらご当地グルメを味わってみて。

神宮参拝に最適! 旅の疲れを癒す『ホテルルートイン伊勢』

今回ふねこたちは、ヴィーナストラベルの旅行プラン「愛車で行く!気ままに伊勢4日間」を利用して、マイカーでお伊勢さん参りを楽しんでいます。

宿泊先は『ホテルルートイン伊勢』(1泊朝食付き)。伊勢神宮をはじめ、界隈の神社や観光名所、鳥羽・志摩へもアクセス良好です。

建物全体、そして客室内も清潔できれいなのも大きなポイント! 落ち着いたインテリアで快適に寛げそうですね♪

旅の疲れを癒す、ラジウム人工温泉の大浴場も完備! 湯船にゆったり浸かりながら、血行アップ&新陳代謝のデトックスタイムを過ごして、明日も元気いっぱい旅行を楽しみましょう♪
★旅行プランの詳細情報はこちらをチェック

ふねこたちの三重県・パワスポ巡りはまだまだ続きます。後編もお楽しみに!

二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)

住所

三重県伊勢市二見町江575

TEL

0596-43-2020

豊受大神宮(伊勢神宮 外宮)

住所

三重県伊勢市豊川町279

TEL

0596-24-1111(神宮司庁)

皇大神宮(伊勢神宮 内宮)

住所

三重県伊勢市宇治館町1

TEL

0596-24-1111(神宮司庁)

ふくすけ(おかげ横丁内)

住所

三重県伊勢市宇治中之切町52

TEL

0596-23-8807