Vol.6 うっまー！食道楽の旅。 〜大阪編（後編）〜

大阪に到着したふねこ。“おいしくて楽しい”食い道楽をスタートさせましたが、別腹の本領発揮！
今回は“おいしくてかわいい”を求めて、話題のカフェ＆スイーツ巡りへお出かけ♪

夏だけ出会えるアイスの名店、「コリックアイスキャンディ製造所」

夏の間だけ登場する絶品のアイス屋さんがあると聞いたふねこ。「今だけ」と言われたら、このタイミングで行かないわけにはいきません！

「コリックアイスキャンディ製造所」は4月中頃〜9月頃までの夏季限定店舗。この夏で5年目を迎え、昭和町では夏の風物詩的存在になっているようですよ。

人気の理由は、複数のフルーツやフレーバーを組み合わせたオリジナリティーあふれる美味しさ！
沖縄のパッションフルーツやアテモヤ、宮古島のマンゴーや水レモン、この時期しか出ないライチ（妃子笑）なども現地から取り寄せて、こだわりの素材で手間暇かけて作られています。

例えば、マンゴスチン×パイナップルのモヒート×イエルバブエナのミントの葉という組み合わせ。フレッシュで爽やかなマンゴスチンの味わいに、パインモヒートの大人っぽいコクが重なり、最後にミントの清涼感が香り…… ね？ 1本のアイスでここまで味わえるってなかなかないでしょう??

ふねこと同じシマシマ柄は、パッションフルーツ×ココナッツ味のビターオレンジ×アールスメロンの組み合わせ（380円）。一口かじるとみずみずしい果汁が口にじゅわ〜っと広がり、目が覚めるようなフレッシュな味わいはまるで本物のフルーツを丸ごと食べてる感じ！

アイスのラインナップは通常3〜5種類、多い日は8種。とはいえ人気のあまり完売することも多いので、来店はお早目に〜★

乙女心くすぐるタルトが満載♡ 「◯△□（マルサンカクシカク）」

お次は大阪のおしゃれ女子に大人気のタルト専門店をパトロール♪
グレーを基調としたスタイリッシュな店内は、雑貨ショップかと思ってしまうほどセンスたっぷり。ショーケースには色とりどりのタルトがずら〜り並んでいます。
北堀江の本店は10種類揃い、他の支店は8種類ほど。となれば、本店に行くっきゃない♪

ブルーベリーレアチーズ、4種のナッツとキャラメル、柚子香る抹茶ティラミス、コンポート洋ナシ……などなど、どれも好奇心をそそるラインナップです。

アレコレ目移りしながら選んだのはこちら。
「フレッシュフルーツのタルト」と「ベイクドレアチーズタルト」。果肉入りのフルーツソーダ（540円）と並べると、あまりのかわいさに写真を撮りたい衝動にかられちゃいます♡

後ろの三角の箱は、テイクアウトのタルトボックス。こんなパッケージを使ってタルトを持ち運ぶだなんてオシャレですよね！ 手土産に渡せば喜ばれること間違いなし♡
ちなみに、「◯△□」のタルトはお皿もフォークも必要ありません。なぜならピザみたいにワンハンドで食べるスタイルだから！

クッキー生地はサクサクと香ばしく、バターの風味がふわりと香ります。カスタードは甘さ控えめなので、新鮮なフルーツのおいしさが引き立ち、2〜3個はモグモグ食べられそうです！ 別の種類もいろいろ味わってみたいな♪

懐かしの人気アニメのグラスが“映え”！「THE coffee time WEST」

次に巡るのは、Instagramで話題のお店。偶然にも「◯△□」の隣にありました。

ここ、「THE coffee time WEST」は、淀川区塚本に本店を構えるコーヒーショップの3号店。外の木枠カウンターから、コーヒーやカフェラテなど、ドリンクのテイクアウトをオーダーできます。

さっそくガーフィールドくんとお友達になったふねこ。おすすめのドリンクでも聞いているのかな？

「お待たせしました！」と運ばれてきたのは、カフェラテとゼリースカッシュ。

大ハマりの世代も多いはず！ 「美少女戦士 セーラームーン」！
昭和っ子には懐かしく、平成っ子には新鮮な名作アニメのグラス。この透明グラスで提供するドリンクメニューの数々が人気なのです。

バニラアイスをのせたフロートがレトロかわいくて胸キュン♡ ふねこもニッコリ♪

ビンテージテイストの店内には、若い女の子たちがいっぱい。みんないろんな角度からドリンクの“映え”撮影を楽しんでいました。Instagramを見ると、それぞれ撮り方にこだわりが見えておもしろいですよ♪

もちろん見た目だけじゃなく、お味もGOOD！ 自家焙煎の珈琲豆を使ったドリップコーヒーは、堀江散策のブレイクタイムにぴったり。大阪のトレンドを“味わい”に、ぜひ寄ってみてください。

川沿いでchill♪ リノベーションカフェ「MOUNT」

ビジネス街の淀屋橋〜北浜にやってきたふねこ。通り沿いのビンテージビルに、いい感じのカフェを発見！ エントランスのガラスの向こうには、大人たちがくつろぐ姿が…。

もともと老舗喫茶店だった場所を引き継ぎ、カフェとしてリノベーションしたという「MOUNT」。店内奥に川沿いのテラス席を設け、向こう岸には煉瓦造りの造幣局（大阪市中央公会堂）も眺められます。不思議と海外にいるような気分と、都会の喧騒を忘れるチルアウト（＝くつろぐ）時間を楽しめます。

意外だったのが、名物の揚げパン！ “おしゃれカフェ×昔懐かしの揚げパン”というギャップが面白いし、素朴なおいしさがさらに心をホッと和ませます。
「本当はシナモンロールを名物にしたかったけれど、以前の喫茶店の常連さんにも親しんでもらいたいなと思って、懐かしみを感じる揚げパンを作ることにしました」とオーナーの山本さん。そこで、生まれたのがシナモン風味の揚げパンだったとか！

揚げパンは蜂蜜をサンドし、シナモンとグラニュー糖をまぶし、コッペパンは京都のパン屋さんからわざわざ仕入れたもの。コーヒーは京都の「BAMBOOHOUSE」のスペシャルティーコーヒー豆を使い、揚げパンに合う豆をセレクトしているそうですよ。

テラス席でふと、川沿いなのに店名が『MOUNT（山）』であることに疑問が湧いたふねこ。その謎の行方は、ビル名の通称「山二ビル」とオーナーの苗字「山本」にありました。

また、「人の山ができればいいな、お店として成長できればいいな」という店主の思いも聞いて、なるほど納得。

ふねこがカフェを開くとしたら…「SEA」？名物はたこ焼きパン…!?
なんて取り留めのない思いにふけるふねこなのでありました。